2012-12-21

防災避難訓練~「もしも」のとき、君はどう動く?~

こんにちは、川西明峰高校です。

昨日までは天気もよく、風は冷たいながらも教室内はストーブと窓辺の太陽の光でぽかぽかとした陽気に包まれておりました。そんな一昨日の2時間目の授業中、突然耳をつんざくようなベルの音と、「火事です!火事です!」という音声アナウンスが校内に響きました。

一昨日は全校生徒職員が参加した防災避難訓練の日でした。ストーブが解禁されてから20日あまりの日にちが過ぎました。
ストーブの存在にも慣れてきて身近な所に火がある生活が続いていると、ふと教室を離れる瞬間や何気ない行動が火事を引き起こしてしまうことがあります。DSC_0483.jpg

そんな「もし」を想定した避難訓練が本校で行われました。出火場所は管理棟一階、必ずしも教室から出火するとは限らない想定での訓練でした。

グランドに集合後は、ご協力いただいた川西南消防署の方からの講評と校長先生からの講話を頂きました。
校長先生の講話の中に煙のスピードについてのお話がありました。
煙が上へあがるスピードは、一秒間に3~4m。横へ進むスピードは一秒間に0.5m。校舎の高さは20mもないので、およそ5秒間で一階から四階へ煙が到達する計算になるそうです。しかし、横へ進むスピードは歩く速さと変わらない。だから落ち着いて、走らず、騒がずに非難することが重要なのだ、ということでした。
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「もし」や「想定外」という発想、ことばは昨年の震災で「めったに起こらないもの」から「必ずどこかで起こること」という意味の転換が起こりました。「私は大丈夫」という根拠のない自信ではなく、「いつか自分の身に降りかかる」災害に備えて訓練をする意味があるのですね。