2017-07-31

【AUS研修】1日目 2時間目 Math数学

Ogilvie高校もNew Town高校も
GR7からGR10(7年生~10年生)までの生徒が在学しています。
今回の引率者、教頭と私(英語教諭)のために、Ogilvie高校の中でも、選りすぐりの「一流の」先生の授業を見学できるように手はずを整えてくれていました。せっかくのチャンス、しっかり学びます。

まず、2時間目はGR8(8年生)の数学。
Jane先生の授業です。
先生の専用教室に生徒が移動して授業を受けに行くスタイルです。
トランプのカードを引いて、座席決め、カードの数字の席に座ります。
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授業の冒頭にこの授業の終わりにはこれができるようになっています。と、いわゆるcan-doリストの提示。
(-楽しむこと、-「どんな」方程式もちゃんと解けるようになること、-いろいろな解法で解けること)

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壁の掲示には数学の授業で作成した生徒の作品や(注:美術の授業ではありません)
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教室の隅には考える力を育てるボードゲーム各種。
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壁には「数学をどのように学ぶか」を「学ぶ」→「練習する」→「間違う」→「なぜ間違ったか理解する」→(わからなければ)人に聞く→(わかれば)理解テスト→間違えば再び戻り・・・のチャートのほか、グループ学習とは、どうあるべきか。

「本当に数学ができる人っていうのは、早く問題が解ける人や、いつも正解する人ではなくて...いい質問をしてグループに貢献できる人、間違いから学べる人、なぜそうなるかを知りたいと思う人」などなど啓発。
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先生は1人ずつに寄り添いヒントを与えます。
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手元のホワイトボードに図を描き考え中。
しばらく考え込んだ末に、"I get it."(わかった!)や"It works!"(できた!)という歓声が!
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100分間、全員が頭を働かせ、考え抜き、休むことなく方程式の理解に取り組みます。問題を解くことが目的ではなく、答えを6通りのやり方で導くその考え方の理解が目的です。
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教室の奥にはソファーコーナー
「数学で脳を鍛えます」
「間違うこと成長できる」
「本当にベストを尽くしている?」などのメッセージが。
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ビッグサイズのビーズクッションが。
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今日の最終目標はペナント(一つ一つに方程式が書かれています。グループで協力して解きます。)を完成させ、教室につるすこと。
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数学ってクリエイティブな授業なんだと実感しました。

これは、Jane先生お気に入りの作品。円の概念を学ぶのに、円とは何か実感させ、結果的にカンディンスキーの絵の作品のようになったとのこと。数学はアートですね。
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3時間目の社会に続きます。