ESD発表会の1日目が無事に終了しました。これまで各学年が積み重ねてきた探究活動の成果を発表する場として、生徒一人ひとりの学びや成長が感じられる一日となりました。
1年生は、園田学園大学と連携して取り組んだリユースプロジェクトについて発表を行いました。大学の先生や県民局の方からの助言を受けながら、実践を交えて学んできました。今回の発表では、活動の内容だけでなく、自分たちが感じた課題や気づき、今後につなげていきたい思いについても、自分の言葉で伝えようとする姿が見られました。
2年生は、1学期に地域の方々をお招きして実施した「明峰の学び」を通して、自身の問題意識や興味・関心を見つめ直すところから探究をスタートさせました。その後、2学期からはグループに分かれ、関心を持ったSDGsの各トピックについて調査・分析を行い、解決策や提案を探究してきました。発表では、資料の工夫や役割分担、聞き手を意識した話し方など、グループで協力しながら探究を深めてきた成果が随所に表れていました。
3年生は、これまでの学びを土台に、個人で探究活動を進めました。テーマ設定から調査、考察、まとめに至るまでを一人で行い、その成果をポスターにまとめてプレゼンテーションを行いました。自分自身の関心を社会課題と結びつけ、根拠をもって自分の考えを述べる姿からは、これまで積み重ねてきた探究学習の集大成としての成長が感じられました。
本日は、各学年の発表会の中で特に優秀だった代表グループおよび代表生徒がプレゼンテーションを行いました。体育館では1年生・2年生の代表発表が行われ、各教室では3年生による個人発表が実施されました。発表を聞く生徒たちも真剣な表情で耳を傾け、互いの学びを共有する貴重な時間となりました。
ESD発表会は、探究の成果を発信する場であると同時に、他者の考えに触れ、自分の学びを振り返る大切な機会でもあります。1日目を通して、生徒たちが社会課題を「自分ごと」として捉え、主体的に学び続けようとする姿勢を強く感じることができました。
2日目の発表でも、さらに多くの学びと気づきが生まれることを期待しています。