1月8日(金)始業式後、
兵庫県警察、公益財団法人 ひょうご被害者支援センターの方々を
お招きし、「命の大切さ」講演会を行いました。
何気なく過ごしている日々の中で、被害者・加害者の両方になる
可能性が大いにあることを伝えてくださいました。
そして、傷ついた被害者の傷が癒えることがないことも。
皆さんは毎日「楽しい」「嬉しい」「しんどい」「もういやだ」など、
いろいろな気持ち、感情を感じていると思います。
当たり前で、忘れているかも知れませんが、
そんなことを感じられるのも、今この瞬間に「命」があるからです。
「生きていることに感謝を」いきなりそんなことを言われても
ピンとこないかもしれません。
しかし、私たち支援センターの人は、大切な人を失っています。
その人はもうこの世に帰ってくることはありません。
もう何も感じられなくなってしまったのです。
だからこそ、今日講演を聴いてくれている皆さんには
今ある「命の大切さ」について深く考えてほしいと思います。
実体験を基にした講話は大変胸を打つ内容ばかりで、
たとえ画面越しであっても、生徒・教職員に
今ある命を大切にしていかなければならないことを
ひしひしと感じさせられました。
講演会の後半は、パワーポイントのスライドを用いた
デジタル紙芝居を行ってくださいました。
高校生を題材とし、カッとならずに一度立ち止まって考えてみること、
人に危害を加えないための自制方法や、自分の気持ちを相手に
伝えてみることで気持ちが落ち着いたりするなど
実生活にも活用できる内容を盛り込んだものでした。
1時間弱、ゆっくりと温かな言葉を紡ぎ出しながら、
講演会を行ってくださいました。
たとえ、どれだけ苦しい状況におかれても、自分の命も
他人の命も奪ってはいけない。
まさに「命の大切さ」を再確認した講演会となりました。
ご協力いただいた兵庫県警、公益財団法人 ひょうご被害者支援センターの皆様
本当にありがとうございました。
兵庫県立川西明峰高等学校
企画広報部