3月9日(火)防災LHRと避難訓練を行いました。
昨年度より訓練回数を1回多く設け、
備えておくことの大切さを年間を通じて学びました。
今回は1・2時間目に災害協力シミュレーションゲーム ダイレクトロードを行いました。
1年生は「内陸の町」、2年生は「海辺の町」をモデルに
それぞれの場所で想定される災害とは。
その時、自分たちに出来ることは何か。
グループに分かれて、人命救助を念頭に最適な方法を模索しました。
まずは担任の先生から、説明を聞いて……
グループに分かれて、開始です!
個人に配られたカードには町に関する様々な情報が書かれています。
しかし、その情報は自分以外に見せることはできず、
口頭で共有もしくはグループに1枚渡された町の地図に書き込むことしかできません。
協力体制が不可欠です。
こういう時はどうするべきか?これでは危なくないか?
迷ったり分からない時は先生を呼んで、ヒントをもらいながら進めていきます。
生徒たちは多くの注意ポイントに気を配りながら、
「避難呼びかけ」「消火」「救助」「救護」の指示をクリアしていました。
活動の中で、
自分の住む地域ではどこに消火器が設置されているか事前に把握しておく。
近隣で高齢者がいれば、人命救助を優先しながら安全な救護を行う。
車での避難は危険を伴うため、徒歩での避難を呼びかける。
など、災害が起きたときに自分がすべき行動を
グループで共有しながら、防災意識を高めました。
3時間目は1・2時間目の活動を活かし、避難訓練を行いました。
サイレンが鳴ると机の中に頭を隠し、出火場所を聞きます。
今いる教室から火災現場を通過せずにグラウンドまで避難するには
どのルートが最適か考え、それぞれの状況に応じた避難ルートで
避難しました。
集合後、水消火器を使い、消火訓練です。
教員も生徒に混ざって一緒に訓練を行いました。
起こっている状況を大きな声で周囲に知らせることは、助けを呼ぶのにも
大変有効的な方法です。
「火事だー!火事だー!!」
1・2時間目のダイレクトロードでも出題された消火器の扱い方。
合言葉は「ピン・ポン・パン」。
実演した生徒は、重たい消火器を扱う難しさも体験しました。
最後に校長より。
「訓練だからではなく、訓練だからこそ様々なことに気を配り、頭を使い、
災害に直面した時に適切な行動がとれるようにしてほしい。
いつどこで災害と遭遇するか分からないからこそ、
日頃から防災に対するアンテナを高く持ってほしい。」
近い将来、巨大地震南海トラフ地震が日本を襲うと言われています。
何事にも通ずることですが、特に災害の多い日本では「備えあれば憂いなし」。
いつも、今ここで災害にあったらどうするべきかと考えておくことは
いざという時に自分も、そして周りの人の命も救うことができます。
常に防災意識を高く持ち、命を守る行動が取れるようにしましょう。
兵庫県立川西明峰高等学校
企画広報部