2017-08-03

【AUS研修】4日目 エアメール

一昨日リッチモンドの郵便局で明峰生たちにプレゼントを買いました。教師からのプレゼントは普通生徒にはあまり歓迎されませんが(だいたいは勉強関連です)、喜んでもらえるでしょうか。

その内容は…
タスマニアの固有種のポストカードと日本まで送るための切手です。

この不安定な世界情勢の中、貴重な体験をさせてあげたいと、かわいい我が子たちを不安な気持ちを抑えて送り出してくださった保護者の方々へ、一筆お礼の気持ちを書いてもらいました。

「言わなくてもわかってもらえる」「察する」日本文化ではなく、思っていることを形(言葉)にしてきちんと相手に伝える、ということをオーストラリアに来る前に事前研修でも学びましたが、そのおさらいです。

ほとんどの生徒が照れくさがって、なかなか書けずにいました。

無事ご家族の元に届きますように。

↓リッチモンドの郵便局とポスト
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2017-08-02

【AUS研修】3日目 男子校の木工の授業

今回ご担当者不在のために、引率者チームはNew Town高校(男子校)には入れなかったのですが、ホストブラザーと一緒に授業に入った明峰生から授業の様子を教えてもらいました。

木工の授業で椅子作り。
工具が本格的で今まで見たこともないような、プロ仕様のような機械がたくさんあったそうです。(画像3の壁にずらっと並んでいる工具が見えるでしょうか)
木工室だけでも3つあり、それぞれが自分の作品を作るのですが、タンスやガラス棚なども作るそうです。
自分たちで全て家のメンテナンスやリフォームをするオーストラリアの人たち。倉庫や小屋を自分で建てる人も。学校でその素地作りがしっかりできているのですね。
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【AUS研修】3日目 予定変更

本日は、引率チームと女子も男子と一緒にNew Town高校に授業体験に行く予定でしたが、スージー先生がご病気のため、キャンセルになりました。

スージー先生の代わりに急遽引率チームを迎えに来てくれたのは、去年NewTown高校が明峰に来た時に引率団のうちの1人として一緒に来ていた先生。思いがけない再会です。

「来年も、明峰に行くよ」とのお話しに、明峰とタスマニア姉妹校との絆がこうしてより深まっていくことをうれしく思いました。

今日のランチ。ホストシスターたちと。
お弁当には、大抵リンゴ(日本のサイズの半分くらいのミニサイズです)が皮ごと1個入っていてます。明峰生もオーストラリア風に、リンゴや洋ナシを皮ごと丸かじりする姿が板についてきました。
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【AUS研修】2日目 遠足 リッチモンド

ボノロングの次にRichmondリッチモンドへ。

リッチモンドは入植当時の建築物が数多く残されている古い町並みの街。

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まずは、みんなで沼のカモにパンくずのエサやり。山ほどカモが集まってきました。
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カモメも数匹混じっています。

その後自由散策に。
リッチモンドブリッジ。オーストラリアで最古の橋。
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風景がジブリの映画のよう。
オーストラリアで最古の教会も。
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フォトジェニックな風景ですが、
明峰生たちは、早速広い芝生で、鬼ごっこをして、走り回ったり、
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芝生でピクニック、お弁当を食べたり
Lolly shopで色とりどりのキャンティを買ったり、
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Bakery(ケーキ屋さん)でホールケーキ(丸ごと1つ)を買ってホストシスターたちと分け合って食
べた生徒も。

明峰生、とにかくよく食べます!
帰りのバスの中では、ホストシスターとの距離がぐっと近くなり、歌や爆笑で大騒ぎ。
清々しいお天気のもと、タスマニアの自然をたっぷり堪能できたいい一日でした。

2017-08-01

【AUS研修】2日目 遠足 ボノロング野生動物保護施設

いいお天気に恵まれました。
本日は貸切バスで、Oglivie高校のホストシスターたちとの遠足です。
ガイド役に社会科のJeff先生。
いろんな方たちのお世話になりながら
このプログラムが成り立っています。ありがたいですね。

まだまだ2日目。
少しホストシスターと距離があり、英語でうまく言いたいことを表せないと、明峰生同士で固まりがちの生徒にも
(ホストシスターは明峰生のために授業を休んで一緒に参加してくれています)、
ホストシスターと一緒に行動するようはっぱをかけました。


車窓の風景も素敵!
寒い日の朝にタスマニアでよく起こるらしいモーニンググローリー風の雲(霧?)が。
地元の人たちは、bridgewater jerry と呼んでいるそうです。

羊も見えます。
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のどかな道を30分、ボノロング野生動物保護施設(Bonorong Wildlife Sanctuary)に到着です。
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最初に、母親が車にはねられていなくなり保護された子どものウォンバットたち。
背中をなでさせてもらいました。
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次は、今回のハイライト、タスマニアデビル。
タスマニアにしかいない固有種。


恐ろしい名前とは裏腹に、走る姿もどんくさい感じで可愛らしい。生まれつき臆病で、狩りも上手くないので、死んだ動物か怪我をした動物しか食べれない。(ただし、骨も噛み砕く強力なアゴを持っているので危険は危険)。伝染性のガンにより絶滅危惧種ですが、ボノロングでも繁殖プロジェクトに参加しているそうです。




オーストラリアといえば、コアラを連想する人も多いでしょうが(私もそうでした)、タスマニアにコアラはいません。タスマニア原産のコアラではありませんが、近くで写真を取ることができました。
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そして、カンガルー。
100匹以上のカンガルーが、奈良の鹿状態で野放しにされていました。
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入場時に渡されたカンガルーのエサを、手のひらにのせると、
わんさかカンガルーが群がってきます。
胸のところをなでると喜ぶそうですが、エサをやるのに必死で、なかなか。
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「カンガルーって本当にああやってぴょんぴょん飛んで進むんだ~」と妙に納得の明峰生。
袋に入った赤ちゃんに「かわいい」の連発。
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【AUS研修】1日目 3時間目社会科

ランチの後、再び明峰生たちは、ホストシスターと一緒にそれぞれ別々の授業に入っています。
数学や体育や課題研究や国語などなど。

引率者チームは、Jan先生のGR8(8年生)の社会の授業を見せていただきました。

オーストラリアの社会の科目名は、HASS。Humanities and social science の略称。
あえて日本語にすれば、人文社会科学、でしょうか。ハースと発音します。国語の先生が、たいていは社会と両方教えるようです。

ヨーロッパの中世の封建制度について学んでいましたが、ノートの右側ページには、先生から伝えられた説明プリントが貼られています。
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左側ページは、授業を聞いて自分が学んだこと、インターネットで深く調べた内容を説明したり、発表するページ。
一人一人違った表現形式で、
すごろく風にしている子、
デザイン画風の子、
めくればその説明が出てくるように仕掛けを作っている子、
色を塗ったり、仕掛けを貼ったり、様々な工夫がしてあり、
封建制度がクリエイティブにわかりやすく説明されていました。

タブレットのコンピュータは、人数分あり、
自由に使えます。
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横のデスクトップのパソコンのコーナーで調べてもいいし(ビーズクッションもたくさんあります)、ソファーで座ってやる子も。
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全員がそのページを仕上げるのに集中力を途切れさせず、100分間取り組んでいました。周りの生徒からアドバイスをもらう場面も。
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学んだことは、自分の表現方法で表せないといけないらしく、部屋には生徒が作った中世のお城や、生徒製作の劇、などなど実際に追体験することで理解を深めていました。
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壁には、歴史的事実だけでなく、
「あなたはこれに賛成か?」
「どうやってこのことがわかったと思うか?」
など考えさせる質問がたくさん。

また、
「学びへの情熱を持てば、成長し続ける」、
「好奇心はあなたが持ってるものの中で最強の武器」など啓発のメッセージや
「なぜ本を読むのか」
という問いへの答えなどの掲示が。

自分自身で考える習慣が自然と形作られているように感じました。
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ホストシスターと授業に参加している明峰生も授業スタイルの違いに驚いていることでしょう。
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2017-07-31

【AUS研修】1日目 2時間目 Math数学

Ogilvie高校もNew Town高校も
GR7からGR10(7年生~10年生)までの生徒が在学しています。
今回の引率者、教頭と私(英語教諭)のために、Ogilvie高校の中でも、選りすぐりの「一流の」先生の授業を見学できるように手はずを整えてくれていました。せっかくのチャンス、しっかり学びます。

まず、2時間目はGR8(8年生)の数学。
Jane先生の授業です。
先生の専用教室に生徒が移動して授業を受けに行くスタイルです。
トランプのカードを引いて、座席決め、カードの数字の席に座ります。
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授業の冒頭にこの授業の終わりにはこれができるようになっています。と、いわゆるcan-doリストの提示。
(-楽しむこと、-「どんな」方程式もちゃんと解けるようになること、-いろいろな解法で解けること)

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壁の掲示には数学の授業で作成した生徒の作品や(注:美術の授業ではありません)
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教室の隅には考える力を育てるボードゲーム各種。
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壁には「数学をどのように学ぶか」を「学ぶ」→「練習する」→「間違う」→「なぜ間違ったか理解する」→(わからなければ)人に聞く→(わかれば)理解テスト→間違えば再び戻り・・・のチャートのほか、グループ学習とは、どうあるべきか。

「本当に数学ができる人っていうのは、早く問題が解ける人や、いつも正解する人ではなくて...いい質問をしてグループに貢献できる人、間違いから学べる人、なぜそうなるかを知りたいと思う人」などなど啓発。
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先生は1人ずつに寄り添いヒントを与えます。
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手元のホワイトボードに図を描き考え中。
しばらく考え込んだ末に、"I get it."(わかった!)や"It works!"(できた!)という歓声が!
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100分間、全員が頭を働かせ、考え抜き、休むことなく方程式の理解に取り組みます。問題を解くことが目的ではなく、答えを6通りのやり方で導くその考え方の理解が目的です。
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教室の奥にはソファーコーナー
「数学で脳を鍛えます」
「間違うこと成長できる」
「本当にベストを尽くしている?」などのメッセージが。
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ビッグサイズのビーズクッションが。
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今日の最終目標はペナント(一つ一つに方程式が書かれています。グループで協力して解きます。)を完成させ、教室につるすこと。
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数学ってクリエイティブな授業なんだと実感しました。

これは、Jane先生お気に入りの作品。円の概念を学ぶのに、円とは何か実感させ、結果的にカンディンスキーの絵の作品のようになったとのこと。数学はアートですね。
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3時間目の社会に続きます。


【AUS研修】1日目 1時間目→2時間目

セレモニーの後、
男子たちは2時間目からホストブラザーの授業に参加すべくNew Town高校へ、
女子はOgilvieで1時間目の残りはホストシスターに連れられ、Guided tour(施設見学)。

100分授業のため、
Home room 8:40-8:50
Period1(1時間目)8:55-10:35
Recess(25分の休憩)、
Period2(2時間目)11:05-12:45、
Lunch昼食、
Period3(3時間目)13:35-15:15、
で学校が終わりです。

Recessの時間には、食堂も開き、
軽食を食べている生徒が大勢。

明峰生から少し話が聞けました。
「ディナー にカンガルーのお肉(!)と
クスクスが出た」
(いきなりの強烈なカルチャーギャップですね)
「10時には寝た」(オーストラリアの夜は早いです)
「食事がちょっと、、、」
いろんな経験を積んでいます。

↓休憩時間。ここで軽食の販売をしています。
左手に"Bullying No way"(いじめ、ありえない)
の表示が見えます。(いろいろ表現を変えて学内のあらゆるところに「いじめはダメ」、という掲示があります)
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【AUS研修】1日目歓迎セレモニー

姉妹校での生活1日目。
今日からホストスチューデントと登校。
1時間目はOglivie高校で歓迎セレモニー。
揃って制服をパリッと着こなしている明峰生の制服姿に「みんな、可愛いし、かっこいい❗️」と内心、自画自賛(*^_^*)

Ogilvie、New Town両校の校長先生から歓迎スピーチをいただき、明峰からは前田教頭のお礼のスピーチ。
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そして、明峰3年の生徒代表の挨拶。
「英語がすごく上手だね、このプログラムの最後にはもっと上手くなってるよ」、と両校の先生からお褒めの言葉をいただきました。

2年生が風呂敷の実演。
風呂敷1枚で、2本のボトルを包み、
また、バスケット風のミニバッグを作りました。
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最後に、本を風呂敷で可愛らしくラッピングし、それが実は両校に差し上げるプレゼント、
という仕掛けでした。

カメリア先生が補足で風呂敷の歴史をOglivieの生徒たちにしてくれて、 日本のことをよく知っているものだと感心。(…している場合ではなく、本来私がすべきだったのですよね、反省です)。

その後、ホストシスターから手渡されたタスマニアデビルのぬいぐるみを手に、
明峰生が校歌を披露。
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お返しにOgilvie生も校歌を。
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明峰生は自己紹介とこの研修で得たいことの決意を1人ずつ英語で行いました。
みなさん、good job?
いいスタートがきれました。
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2017-07-30

【AUS研修】やってきました!タスマニア島!ホストファミリーとのご対面

関空出発から22時間かけて、はるばるタスマニア島にやって来ました!

第一印象は重要。
長旅の疲れはあっても
「笑顔で」「にっこり挨拶」
を直前に再度みんなで確認しあい、
ホストファミリーとのご対面。
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空港で明峰生の到着を首を長くして待ってくれていたホストファミリーに暖かく迎え入れられて、それまでの不安も吹き飛んだ明峰生たちの笑顔が見れました。
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春にホストファミリーとして受け入れた家庭にホームステイする生徒も。
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ogilvie高校のカメリア先生とは、3ヶ月ぶりの再会。
New Town高校のスージー先生とは10ヶ月ぶりの再会です。
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明峰来校時に一緒に来ていたみんなのアイドル、アレックス君が少し背が伸びていました。
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今日はホストファミリー宅へ向かい、明日からホストスチューデントと一緒に通学し授業を受けます。