2015-07-30

4日目おまけ その1

実は2日目のおまけ記事のつもりだったのですが、なかなか投稿できず今日になってしまいました。すみません。
オグルビー高校で様々なコーディネートをしてくださっているカメリア先生は、日本語の他に中国語も教えておられます。火曜日は、その中国語の授業にお邪魔させてもらいました。
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アルファベット圏の人にとって、漢字は実に難解だと思うのですが、とてもていねいに練習しています。
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1クラス20人くらいの中に様々な国の生徒がいるようで、「さすが移民の国!」と思っていたのですが、事情はそんなに単純ではなく...。
いつも授業に遅刻してくる4人組。3人はアフリカからの移民だそうです。それも、単なる移民ではなく、スーダンの内戦や戦争から難民キャンプに逃げ込み、そこからオーストラリアへの移住を許可された生徒とのこと。3人中2人は父親をアフリカの戦争で亡くし、小さい妹や弟を背負い命懸けで逃げ延びてきたそうです。そんな事情は後から聞かされたのですが、授業中はとても明るく、先生の発問に笑いを取るようなチャチャを入れながらも必死に勉強していました。
カメリア先生も、遅刻は確かに困るけど、「勉強ができるありがたさ」を一番に感じて、だからこその頑張りには頭が下がるそうです。”明日の命の心配なんてしたことがない”オーストラリアの生徒にはこの必死さがなく、大変物足りないと残念がっておられました。
明峰生の皆さんにも、楽しいことや国際交流を存分に体験してもらうとともに、このような世界中の悲しい現実にも気づいて、「自分にできること」「自分がやるべきこと」をしっかりと考えながら日本に戻ってもらえたらなぁ、と願う引率者でした。