ESD発表会2日目が無事終了しました。
今年度は例年と異なり、2日目はキセラホールを会場として実施しました。広い会場の中で、生徒たちはこれまでの学びの成果を堂々と発表することができました。
はじめに、フィリピン・セブ島研修の活動報告が行われました。現地での生活や文化、日本との違いに目を向け、自分自身が感じた気づきを言葉にして伝える姿が印象的でした。単なる体験報告にとどまらず、「なぜ違いが生まれるのか」「そこから何を学べるのか」を考えようとする姿勢が感じられました。
続いて、GC類型1年生によるプレゼンテーション発表が行われました。フィリピン・セブ島研修を通して実際に感じた疑問や違和感をテーマとし、それをどのように解決していけばよいのかを自分なりに考え、発表しました。初めての本格的な探究発表ながらも、一人ひとりが自分の言葉で伝えようとする姿が見られました。
GC類型2年生の発表では、フィリピン・セブ島研修や修学旅行などの経験を通して、視野が大きく広がっていることが伝わってきました。アンケート調査では本校生徒だけでなく、海外の学生にも協力を依頼するなど、調査方法に工夫が見られ、探究の深まりを感じさせる内容でした。
GC類型3年生は、これまで自身が取り組んできた探究活動を、英語を用いて発表しました。3年間の学びの集大成として、自信をもって発表する姿は、後輩たちにとって大きな刺激となりました。
また、3年生探究活動優秀者による発表も行われ、高いレベルの探究に会場全体が引き込まれました。
第2部では、神戸大学教授 石川慎一郎先生をお迎えし、基調講演および講評をしていただきました。
今回のESD発表会を通して、生徒たちは探究することの面白さや難しさ、そして学びを社会につなげていく意義を改めて実感したことと思います。今後の学びの中で、今回の経験がさらに深まっていくことを期待しています。
企画広報部