2012-11-21
明るき峰に四季来たる。
こんにちは、川西明峰高校です。
冒頭の写真は、本校からみた今朝の朝焼けの風景です。色の境目が分からず、どこまでが夜で、どこからが朝なのか分からない時間ですね。昔からこの時間は「かわたれどき(彼は誰時)」と呼ばれています。
さて、廊下を歩いているとどこからか忍び込んだ寒風に身がすくむ思いです。生徒も廊下を「寒い、寒い」と言いながら次の教室へと移動しています。
しかし、冷え込みが厳しくなるごとに今まで見れなかったものが見えるようになってきました。そんな今日は本校の四季の自然をご紹介いたします。
普通教室棟、特別教室棟に囲まれた中庭では、四季折々の風景が見られます。
この時期ですと、もちろん紅葉がキレイに色づいています。高い校舎に囲まれている関係で、枝葉によっては日照時間の違いからか鮮やかなグラデーションになっているところも……生徒も休み時間に魅入っておりました。
また、珍しいところでは、晩秋から中庭には桜が咲いています。
「え?冬に桜?」「異常気象の影響か?」
いえいえ、これもれっきとした桜なんです。名前を「冬桜」、別名「コバザクラ」とも言います。
普通教室棟の階段には明かり取りのための窓が付いています。そこから見えるのは、窓の外で色づく銀杏の木。窓からは優しい黄金(こがね)色の光が差し込み、晴れた日には階段が輝いて見えるほどです。
教室でこの話をすると、早速お昼休みに中庭に出る生徒や窓から外を眺める生徒が出てきていました。何気ない日常に隠れた小さな感動を見つけた瞬間って、なんだか嬉しい気持ちになりますよね。