2019-11-22

中国からの留学生を丸1日受け入れました!

2019年11月8日(金)
中国の高校生を川西明峰高校が受け入れました。

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外務省が推進する「日中植林・植樹国際連帯事業」の一環として招聘され、公財日中友好会館からの委託により、一財日本国際協力センター(JICE)と共に本校はプロジェクトを進めていきました。

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日本へ飛来し得る黄砂等の中国の環境問題への対処、青少年等の交流を通じた環境及び防災意識の啓発と対日理解の一層の促進、砂漠化防止等への貢献を図ることで、中国との関係改善の流れを強化し、国際社会の課題に対処することを通じて「戦略的互恵関係」の強化につなげていくことを目的とされる事業です。

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2019年度は、重点分野として「3つの架け橋」((1)地方間交流、(2)青少年交流、(3)文化・スポーツ交流)を対日理解促進のテーマとして約1600人規模の交流を実施しており、
本校は28名の高校生と、3名の教職員を受け入れました。

生徒会、美術部、家庭科部、文芸漫画研究部、ESS同好会が
会場準備を一週間かけて行い、
快晴のもと、
GCⅡを履修するGC類型高3(42回)生と、めいぽんがお出迎え。

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訪問団と本校校長によるOpening Ceremony

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本校生徒による校内案内から交流が開始されました。

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3限目は、
今年の夏休みに福島県へ学宿に参加してきた生徒によるパネルディスカッション。
GC類型高2(43回)生、50人も交えて
対話を重ねてゆきました。

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4限目は、引き続きGC類型高2(43回)生が中国留学生とペアを組み植樹。

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中国にゆかりのあるカンレンボク
兵庫県にゆかりのあるゆずりは
そしてオリーブ18本が校門から昇降口まで植えられました。

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花を提供してくださったのは、本校卒業生であるプラントハンター西畠清順さんの実家である「花宇宙」さん。

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中国語・日本語・英語の言葉の壁を越え、植樹が行われました。

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植樹の後は、
来年度からGC類型にすすむ高1(44回)生と
GCⅠ・GCⅡ履修者の希望者が一同に会して昼食をとりました。

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最初は緊張している様子だった高1(44回)生も
GC類型の先輩が楽しんでいる姿をみて、
すぐに中国留学生と打ち解けていきました。

GC類型高2(43回)生は
食事の時間を利用して、
探究活動で課題研究に取り組むアンケート調査に取り組んでいました。


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一緒に昼食をとった高1(44回)生の誘導のもと、中国留学生は体育館へ。

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野球部の司会の号令のもと、
『日本文化体験型プレゼンテーション』が始まりました。


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この日にむけて、英語表現Ⅰの授業で準備を行ってきた高1(44回)生。

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1学年の全生徒が、
目の前にいる留学生に向けて自分たちが伝えたい日本文化を英語で発表。

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中にははじめて海外の人と接する本校生徒もいましたが、
会場の明るい空気が後押しし、会話がどんどん弾んでいました。

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留学生からの急な質問にも臨機応変に対応していました。

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体育館のあちこちから笑い声が聞こえる中、無事終了。

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本校の特色ある取り組みである「明峰の学び」の中国講座では、
一緒に卓球が行われました。

放課後は、一緒に部活動。

野球部、

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陸上競技部、

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家庭科部、

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テニス部、

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サッカー部、卓球部、ハンドボール部、吹奏楽部、ダンス部、茶華道部が留学生を受け入れ、お見送りぎりぎりまで一緒に過ごしました。

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交流した本校生徒の感想。

◆「交流前にイメージしていた中国」と「交流後の中国のイメージ」でギャップはあったか、なかったか。
『とても優しい人達が多かった。前のイメージは冷たそうとか報道で悪いイメージが強かったからとても楽しかった。
(高1(44回)生)』

◆今回の交流で「一番良かったこと」や「学んだこと」、また「大切にしたい」と思ったことは何か。
『違う国の人と交流をもつことは新たな道に進める1つのことだからそれがよかった。 
(GC類型高2(43回)生)』

◆今回の交流を終えて、自分が今住んでいる国や地域について、気づいたこと(新しい発見)はあったか。
『日本と中国は全く違う国で、それぞれ2ヶ国の異文化の違いが分かった。
(GC類型高3(42回)生)』

◆その他感想
『今回の交流もとても楽しかったし、自分のタメになりました。でも、時間が短かったからまた機会があれば長時間交流して、他国との絆を深めたいと思いました。
(GC類型高3(42回)生)』

『最後の交流のときに一番最初に話した留学生がハグしてくれてうれしかったし、とても可愛かった。また話したい。まだ英語はうまくしゃべれないけど、もっと海外と交流したい。
(高1(44回)生)』


対面するからこそ、わかることがある。

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従来から本校で実施されていたESD
(Education for Sustainable Development:持続可能な開発のための教育)が、
川西地域や国を超えた多くの力添えにより深化されています。

昨年度のインドネシア、オーストラリア、韓国からの3度の受け入れを経て、
この度は半日ではなく、丸一日の受入プログラムが実施されました。

多くの生徒と教職員でユネスコの理念に基づく教育活動を実現し、
地域へ発信することもできました。

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この日の様子は、翌日に讀賣新聞で特集されています。

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この度の中国留学生の受け入れにともない
大阪ASPnetからのご助言、
外務省、公財日中友好会館、一財日本国際協力センター(JICE)、ハルビン市第二職業高校、合肥工業高校、南京情報科学テクノロジー大学、通訳、讀賣新聞、花宇宙さんをはじめとした地域・食堂の方々、
どうもありがとうございました。

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兵庫県立川西明峰高等学校 
企画広報部